2019年1月16日(水)

米バーガーのシェイク・シャック上場 120億円調達

2015/1/31付
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【ニューヨーク=杉本貴司】米高級バーガーチェーンのシェイク・シャックが30日、ニューヨーク証券取引所に上場した。新規株式公開(IPO)で1億500万ドル(約120億円)調達した。米国内の店舗数を現在の36から450店に増やすことを目指す。顧客離れに苦しむ米マクドナルドの新たな対抗馬が現れた。

シェイク・シャックはニューヨークのホットドッグ屋台が発祥。2004年に最初の小型店舗を開いた。10年時点では7店舗にすぎなかったが、現在は海外を含めて63店舗に急成長している。ニューヨークでは若者を中心にファンを獲得し、「行列のできるバーガー店」として定着している。

現在、米国内では東部を中心とする10州と首都ワシントンにしか店舗がなく、上場を機に「毎年、少なくとも10店舗は出店する」としている。当面は品質を維持するためフランチャイズは募らず、自社経営での成長を目指すとしている。

バーガーに使う牛肉は100%、米国産アンガス・ビーフを使用。フライドポテトもトランス脂肪酸を使っていないことをメニューに明記するなど、具材へのこだわりを強調している。価格は主力の「シャックバーガー」(シングル)が単品で5.19ドル(約610円)とやや高めだが、特に若者からの人気が高い。

米国ではハンバーガーチェーン世界最大手マクドナルドの新たなライバルと見る向きが多い。マクドナルドは若者を中心に客離れに悩んでいる。シェイク・シャックなど新興のファストフード店に流れているためで、米調査会社テクノミックによると毎月マクドナルドに通う19~21歳の割合はこの3年半で8割超から7割弱に減った。

マクドナルドも顧客が具材を選べるオーダーメード・バーガーを全米2000店に展開するなど、高級志向に流れた顧客を奪い返す計画を打ち出している。テクノミックの調べでは米国のバーガー店の市場規模は13年で720億ドル(約8兆5千億円)。巨大市場を巡る「バーガー戦争」が過熱しそうだ。

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