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米フェイスブック、巨大ドローン完成 ネット接続用

【シリコンバレー=小川義也】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックは30日、アフリカなど通信インフラが未整備の地域で空からインターネット接続サービスを提供するための巨大無人機(ドローン)の1号機が完成したと発表した。年内に米国で飛行試験を始め、近い将来の実用化を目指す。

「アクィラ(Aquila)」と名付けたドローンは、米ボーイングの旅客機「737」と同じ長さの翼を持ちながら、重さは500キログラム以下に抑えた。翼の上面いっぱいに設置したソーラーパネルで発電しながら、高度約1万8千メートル以上の上空を3カ月程度飛び続けるという。

ドローンは気球で成層圏までつり上げてから切り離し、グライダーのように滑空して地上に戻る。ドローン同士や地上との通信には、レーザーを使って大容量のデータを伝送する「光空間伝送(FSO)」と呼ばれる技術を使う。

フェイスブックによると、世界の人口の90%は携帯電話など既存の通信インフラの圏内に住んでいるが、残り10%は圏外にいるため、現状ではネットにつながる手段がないという。

同社は昨年3月、ドローンや衛星を使ったネット接続技術を開発する「コネクティビティー・ラボ」を社内に設置。米航空宇宙局(NASA)やドローンの開発で実績のある英ベンチャー企業の技術陣を迎え、開発に取り組んできた。

実用化の時期は明らかにしていないが、フェイスブックのジェイ・パリク副社長は「我々自身がネット接続業者になるつもりはない」と強調。需要がある各国の通信事業者との連携を模索する考えを示した。

空からのネット接続を巡っては、米グーグルも気球を使ったサービスを計画しているほか、米ベンチャー企業を買収して高高度を5年間無着陸で飛び続けることができるドローンの開発に取り組んでいる。

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