F35を700億円値下げ トランプ氏が表明「ロッキードに感謝」 - 日本経済新聞
/

F35を700億円値下げ トランプ氏が表明「ロッキードに感謝」

【ワシントン=川合智之】米メディアによると、トランプ米大統領は30日、最新鋭ステルス戦闘機F35の価格を米航空機大手ロッキード・マーチンが6億ドル(約700億円)引き下げたと述べた。「迅速な対応に感謝する」とホワイトハウスで記者団に語った。値下げはトランプ氏がツイッターで要求したもので、大統領の直接介入による交渉は異例だ。

トランプ氏は就任前の昨年12月、F35が「高すぎる」として、ロッキードと競合する米ボーイングに代替機の見積もりを出すよう求めたとツイッターに投稿した。米メディアによると、国防総省は2400機超の機体購入を計画しているが、調達費は4千億ドル近くと当初計画を大幅に超過している。

ロッキードのマリリン・ヒューソン最高経営責任者(CEO)は13日、ニューヨークでトランプ氏と会談。「税金を払う人のため、可能な限り低い価格で提供しなければならないという考えを分かち合った」との声明を発表し、契約間近の90機については「大幅に価格を下げた」と明らかにしていた。

トランプ氏はボーイングに対しても、大統領専用機「エアフォースワン」次世代機の価格が「40億ドルは高すぎる」と批判していた。同社のデニス・ミュイレンバーグCEOは昨年12月にトランプ氏と会談し「その金額より落としていく」と値下げに応じる考えを示している。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません