2019年8月18日(日)

日中、遺棄化学兵器の処理に着手 吉林省で1日から

2014/11/30付
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【大連=森安健】日中両政府は1日から、旧日本軍が最も数多くの遺棄化学兵器を残した中国吉林省ハルバ嶺(れい)で兵器の廃棄作業を始める。中国外務省によると推定33万発の化学兵器が埋まる。両政府は2022年までに処理を終えることを目指しているが、砲弾無害化は長期作業で、専門家は「30年かかる可能性もある」とみる。

旧日本軍は日中戦争の終結前後に、中国各地に毒ガス兵器を遺棄した。中国側は15省40カ所に200万トンの化学兵器が遺棄されたとしている。吉林省を含む中国東北部は最大の遺棄地で、放置されたままの砲弾は地元住民に危険をもたらす可能性がある。1997年に発効した化学兵器禁止条約により、日本は遺棄兵器を処理する義務を負う。費用は全額日本が負担する。

日本政府はこれまで移動式の処理施設で各地の遺棄兵器を廃棄してきたが、最大の遺棄地、ハルバ嶺で廃棄に着手するに当たり、固定式の本格処理施設を設けた。

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