死刑囚なおヨルダンに 後藤さん解放見えず

2015/1/30付
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報道関係者らが多数待機する中、日没間近となったトルコ南東部アクチャカレの国境検問所(29日)=共同

報道関係者らが多数待機する中、日没間近となったトルコ南東部アクチャカレの国境検問所(29日)=共同

【アンマン=久門武史】中東の過激派「イスラム国」が人質にしている後藤健二さん(47)の解放条件として要求した死刑囚の引き渡し期限が29日に過ぎた。ヨルダンのモマニ・メディア担当相は同日、イスラム国が拘束中のヨルダン軍パイロットの生存確認が必要として、収監中の死刑囚の身柄が依然ヨルダン国内にあると明かした。後藤さん解放の道筋は見えないままだ。

イスラム国を名乗る組織が29日、インターネット上に新たに公開した声明では、同日日没(日本時間午後11時半ごろ)までにヨルダンで収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚をトルコ国境に移送しなければ、パイロットを殺害するとしていた。

モマニ氏はパイロットの生存を確認できる証拠を得た後でなければ、死刑囚の引き渡しに応じないと表明した。犯行組織側の反応は明らかになっていない。

ヨルダン政府は28日、パイロットを解放するなら死刑囚釈放に応じる用意があると表明していた。これに先立つ27日、犯行組織は24時間の期限を設け、後藤さんと死刑囚の「1対1」の身柄交換を要求した。パイロットの救出を「最優先」と位置づけるヨルダン政府とイスラム国の主張には大きな隔たりがある。

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