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豪、巨大牧場の中国企業への売却を不承認

【シドニー=高橋香織】オーストラリアのモリソン財務相は29日、中国の上海鵬欣集団の傘下企業による巨大牧場買収を「国益に反する」として承認しない予備決定を下した。S・キッドマンが売り出した牧場は、総面積が国土の1.3%に相当し、外資への売却には国民の反発が予想されていた。上海鵬欣集団は買収規模を変更するなどの対応を迫られそうだ。

買収額は約3億7000万豪ドル(約310億円)。モリソン氏は「規模が大きすぎ、豪企業が応札できない」ことを理由に挙げた。農地などへ中国からの投資が拡大し、安全保障上の懸念が浮上していることが背景にある。ターンブル政権は3月末に外国投資の審査手続きを強化している。

キッドマンを巡っては昨年、一部の牧場が軍の兵器実験場と重なるとして豪政府が外資への売却を認めない判断を下した。同社は問題の土地を除いた上で再度の売却を目指していた。ターンブル首相が率いる自由党は外資受け入れに積極的だが、連立を組む国民党は農地の外資への売却に慎重だ。

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