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モルドバ大統領選、親ロシアの野党候補優勢 30日実施

【モスクワ=共同】欧州最貧国の旧ソ連モルドバで30日、任期満了に伴う大統領選が行われる。世論調査では親ロシアの野党、社会党のイーゴリ・ドドン党首(41)が親欧米派候補をリード。欧州連合(EU)との関係強化を目指してきたモルドバで揺り戻しが起きる可能性が出てきた。

「大統領に選ばれたら最初の外遊先はモスクワだ」。ドドン氏は今月、タス通信にこう語り、ロシアのプーチン大統領と「戦略的パートナーシップ、経済協力を協議したい」と強調した。

モルドバは親欧米勢力が過半数を得た2009年の議会選後にEU接近を図り、14年に自由貿易協定(FTA)を柱とする連合協定を結んだ。旧ソ連を勢力圏とみなすロシアはこれを嫌い、ドドン氏はロシアに呼応して協定見直しを主張する。最近、ロシアが強制編入したウクライナ南部クリミア半島は「ロシアの一部」とも発言した。

ドドン氏が支持を広げる背景には、親欧米政権下の景気低迷や深刻な腐敗への国民の反発がある。15年、国内総生産の約8分の1に当たる10億ドル(約1千億円)規模の資金が主要銀行から消える事件が起き、関与したとされる新興財閥や政治家らに非難が集中した。

親欧米派内では焦りが募り、今月26日に与党、民主党の候補が選挙戦から撤退。反新興財閥を掲げる新政党「行動と連帯」の女性党首マイア・サンドゥ氏(44)が親欧米派の有力候補となった。

モルドバでは大統領権限は形式的で、実権は首相にあるとされてきた。だが今年3月に憲法裁判所が大統領選を議会での間接選挙から直接選挙に変更。国民に直接選ばれる大統領の意向は無視できないとの見方がある。

過半数を得票した候補が出なければ、上位2人の決選投票になる。

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