仏大統領がギニア入り エボラ熱で支援
【ウィントフーク(ナミビア)=共同】フランスのオランド大統領は28日、エボラ出血熱が流行する西アフリカ・ギニアを訪問した。欧米の首脳がエボラ熱の感染地域に入るのは初めて。フランス公共ラジオが伝えた。
旧宗主国として関係が深いギニアを支援する姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。
オランド氏は医療施設を視察し、ギニアのコンデ大統領と会談する予定。2016年末までに、最先端の医科学研究施設であるパリのパスツール研究所をギニアの首都コナクリにも設立することで合意するという。
世界保健機関(WHO)によると、エボラ熱の感染者は疑い例を含め、23日までに1万5935人に達し、うち5689人が死亡した。