2019年2月23日(土)

クリントン氏「団結すれば強くなれる」 指名受諾で演説

2016/7/29 10:31 (2016/7/29 12:03更新)
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【フィラデルフィア=吉野直也】東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで開催中の民主党全国大会は28日、最終日を迎え、党の大統領候補に指名されたヒラリー・クリントン前米国務長官(68)が受諾演説に臨んだ。より自由、公正で強い米国の実現のため「団結すればもっと強くなれる」と訴え、米国の政治史上、初めての女性大統領となる決意を表明した。

25日に始まった党大会はクリントン氏の演説を受け、閉幕する。民主、共和両党の正副大統領候補が正式に決まり、両党は11月8日投票の大統領選に向けて激しい選挙戦に突入する。

クリントン氏は娘のチェルシーさんの紹介で登壇した。クリントン氏は「今夜、すべての米国民が人生をよりよく生きるためにはどうすればいいかを伝えたい」と話しかけ「1人だけではそれはできない」と米国民に結束を呼びかけた。

さらに「打ち勝たなければならない敵がいる」と強調。過激派組織「イスラム国」(IS)などとのテロとの戦いに全力を挙げ、米国と世界の安全を守ると約束した。

共和党の大統領候補、不動産王ドナルド・トランプ氏(70)が人種、宗教、性的少数派の差別を助長する「危険な人物」であると示唆。「米国は再び岐路に立っている。強大な力が米国を引き裂こうとしている。信頼や尊重に基づく結束が揺らいでいる」と力説した。

そのうえで「人々は不安を覚え、安心を求めている。安定した指導者を求めている」と、トランプ氏の当選阻止へ協力を求めた。「米国の前に立ちはだかるものの正体は、よく分かっている。しかし恐れない。これまでと同様、挑戦に対して立ち上がる」とも述べた。

クリントン氏は大会2日目の26日、指名争いで激戦を繰り広げたバーニー・サンダース上院議員(74)の支持も得て候補に選ばれた。サンダース氏支持者の一部はクリントン氏指名を認めず抗議活動を続ける。11月の大統領選へ党内の協力態勢づくりが課題となる。

大会は27日、バージニア州選出のティム・ケーン上院議員(58)を副大統領候補に指名。ケーン氏や、その後に演説したオバマ大統領は、大統領夫人や上院議員を務めたクリントン氏が「大統領に適任だ」と訴えた。

すでに共和党は党大会を終え、一部世論調査でトランプ氏の支持率がクリントン氏を上回った。民主党大会後のクリントン氏の支持率の変化に注目が集まる。

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