2018年6月22日(金)

イスタンブールの空港で自爆テロ、36人死亡 147人負傷

2016/6/29 9:26
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 【イスタンブール=シナン・タウシャン】トルコの最大都市イスタンブールのアタチュルク国際空港で28日夜(日本時間29日未明)、複数回の爆発が起きた。ユルドゥルム首相は「凶悪なテロ攻撃により外国人を含む36人が死亡した」と述べた。3人の自爆犯が犯行に及んだという。犯行声明は出ていないが、過激派組織「イスラム国」(IS)の関与が疑われるとの見方を示した。

 爆発があったのは国際線ターミナルの到着階。少なくとも実行犯の一人はターミナルの入り口に設置された保安検査場付近などで銃を乱射、警察官との銃撃戦後に自爆したという。

 ボズダー法相によると、負傷者は147人に達した。在イスタンブール日本総領事館によると、死傷者に邦人が含まれているとの情報は入っていないという。

 エルドアン大統領は「トルコはテロと戦い続ける力と決意を有している」との声明を出し、テロに屈しない姿勢を強調した。現地で対応に当たるため、ユルドゥルム首相は首都アンカラからイスタンブールに入った。

 事件を受け、同空港は航空機の発着を29日未明まで取りやめた。同空港は欧州とアジア、中東、アフリカを結ぶハブ空港。多数の外国人旅行客も利用する。2015年には6100万人以上が利用し、ロンドンやパリに次いで欧州で3番目に利用者が多かった。

 15年夏以降、トルコでは少数民族クルド人の非合法武装組織、クルド労働者党(PKK)やISによるとみられるテロが相次いでいる。

 イスタンブールで16年1月と3月に起きたISの仕業とみられる自爆テロではドイツやイスラエルなどからの観光客が犠牲になった。警察官ら10人以上が犠牲になった今月7日のテロでは、PKKの分派とみられる組織が犯行声明を出した。

 相次ぐテロとロシアとの関係悪化でトルコは外国人観光客の大幅な減少に直面している。ハブ空港でのテロ発生を許したことで、観光や商用客の一段の減少は避けられそうにない。

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