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FIFA会長選巡り攻防 欧州はヨルダン王子を支持

【ウィーン=原克彦】贈収賄などの罪で副会長らが起訴される事件が起きた国際サッカー連盟(FIFA)は、29日の総会で会長選を行う。アジアやアフリカ、南米が支持する現職ブラッター会長(79)の5選が濃厚だが、欧州サッカー連盟(UEFA)は改革を求めヨルダンのアリ王子(39、副会長)を推す。各国首脳が人選に口を挟む異例の展開を迎え、予断を許さない。

ブラッター会長は28日にチューリヒで開幕したFIFA総会の冒頭演説で、「私が全員を常に監視することはできない」と汚職事件の自らの責任を強く否定した。これに先立ちUEFAのプラティニ会長はブラッター氏に辞任を求めたが、拒否された。

会長選挙ではFIFAに加盟する209の国・地域の団体が無記名で投票する。会長の任期は4年。FIFA憲章によると1回目の投票では1人の候補が3分の2を獲得する必要がある。2回目からは過半数で決定する。

ブラッター氏については英国のキャメロン首相が退陣を求める一方、ロシアのプーチン大統領が支持を表明した。AP通信によるとブラジル・サッカー協会のデルネロ会長は投票を目前にスイスからブラジルへと帰国した。理由は明らかにしていないという。

会長選挙には当初、ブラッター体制の継続に異を唱えたポルトガル元代表のフィーゴ氏やオランダ協会のファンプラーグ会長も含め4人が立候補していたが、2人が辞退し一騎打ちになった。現職会長への批判票はすべてアリ王子に集まる構図だが、なおブラッター氏が優勢とみられている。

事件を巡ってはアルゼンチンの当局が米国に起訴された自国のマーケティング会社責任者3人の逮捕を命じた。28日のFIFA総会では国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長も挨拶し、米国やスイスの当局による捜査に協力するよう求めた。

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