移民・難民対策、独仏など作業チーム発足へ アフリカと協力

2017/8/29 10:55
保存
共有
印刷
その他

【パリ=白石透冴】ドイツ、フランスなど欧州4カ国とアフリカ3カ国の首脳は28日、欧州にアフリカ・中東から流入する移民・難民問題について仏パリで会談した。欧州側が作業チームを発足し、アフリカ側と連携することで合意。移民拡大を防ぐため、アフリカの経済支援も含めて対応する考えで一致した。

参加したのは他にイタリア、スペイン、チャド、ニジェール、リビアの首脳のほか、欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表。

フランスのマクロン大統領は「移民の出身国から、中継国、欧州まで含めた全員の協力が必要だ」と強調した。ニジェールのイスフ大統領は「移民問題は貧困や気候変動とも関連している」と指摘し、欧州側に幅広い支援を訴えた。

作業チームは今回参加した欧州4カ国で作る。欧州委とも協力して、アフリカへの資金援助や、地中海を渡る移民の救助などに取り組むという。ただ会談後に発表した声明では、具体的な中身には触れなかった。

アフリカ系の移民・難民はチャドやニジェールを経由してリビアに渡り、地中海からイタリアに渡ってくる例が増えている。ロイター通信によると、2017年はこれまで約12万人が海路経由で欧州に入ったとみられるが、装備が貧弱な船に乗り込むなどして約2400人が命を落とした。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]