2019年2月17日(日)

独当局、VW前社長を捜査 刑事責任視野に

2015/9/28付
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【フランクフルト=加藤貴行】独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験を巡る不正問題で、ドイツ検察当局は28日、マルティン・ヴィンターコーン前社長に対し、刑事責任を視野に入れた捜査を始めた。ドイツメディアが一斉に報じた。世界の自動車業界を揺るがす問題は、欧州の自動車最大手のトップの刑事訴追まで発展する可能性が出てきた。

VWは違法ソフトウエアを使い、ディーゼル車の試験時に窒素酸化物(NOx)の排ガス量を少なくして試験を逃れていた。同社もこれまで当局に対して違法性は認めていた。ただ、ヴィンターコーン氏は23日の辞意表明時に自らは不正を知らなかったとしている。

同社は独検察当局に社内資料の提供を始めている。技術部門幹部の停職処分を決め、組織ぐるみの不正の関与の有無を調べている。

不正対象車両は世界で1100万台にのぼる見通し。VWは数週間内にリコール(無料の回収・修理)を始める検討に入っている。

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