オバマ氏広島訪問「象徴的意義大きい」 欧米メディア

2016/5/28 23:24
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 オバマ大統領の広島訪問を欧米メディアは総じて好意的に伝えた。

 米ニューヨーク・タイムズ(電子版)は27日、「謝罪はなくとも、多くの日本人はオバマ氏の演説や被爆者との対面を歓迎した」と報じた。オバマ政権下で核兵器削減が進んでいない点を指摘し「崇高な理想だけでは不十分」と注文も付けた。

被爆者の森重昭さんと抱き合うオバマ米大統領(27日午後、広島市中区の平和記念公園)
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被爆者の森重昭さんと抱き合うオバマ米大統領(27日午後、広島市中区の平和記念公園)

 ワシントン・ポスト(同)は広島訪問を「第2次世界大戦の敵同士が緊密な同盟国になった象徴」と表現。欧州と比べ、歴史認識などを巡る対立が根強いアジア地域の和解を進めるのもオバマ氏の狙いの一つだったとして「全ての当事者が責任を持つ一方、被害者でもある事実を明らかにした」とも指摘した。

 独紙のフランクフルター・アルゲマイネは28日、1面に大きな写真付きの記事を掲載。さらに別面でオバマ氏が掲げる「核なき世界」への評価と、米国の安全保障政策への影響を解説した。「日韓と共に米国主導の対中包囲網を構築するのが狙い」とみている。

 仏紙ルモンド(電子版)はオバマ大統領が歴代大統領よりずっと少数の核兵器削減しか実現できていないとする統計を紹介。「核廃絶に向けてどの前任者よりも熱心だったが、残念な数字を残すことになる」と指摘した。ただ核軍縮が進まなかったのは「米上院の支持を得るためだった」との側面も示し、米議会が必ずしも協力的でないという内情もあるとした。

 英BBCはオバマ氏と被爆者らとの抱擁が「多くの日本人に深く印象づけられただろう」と述べた。核軍縮の停滞を指摘する一方で「原爆を投下した唯一の国の指導者が犠牲者に献花した象徴的な意義は大きい」とも報じた。

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