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副操縦士「皆が私の名を記憶することになる」 独機墜落

【フランクフルト=加藤貴行】フランス南東部での旅客機墜落で、独紙ビルトは28日、意図的に墜落させたとみられる副操縦士と以前交際していた女性のインタビューを報じた。それによると、アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)は「自分はいつかシステムを大きく変え、皆が私の名を記憶することになるだろう」と述べていた。仕事の待遇への不満や将来への不安ももらしていたという。

副操縦士のかかりつけの医師が精神疾患で長期の治療を勧めていたとの報道もある。独検察当局は家宅捜索で診断書を押収しているが、病名は明らかにしていない。

墜落機を運航していた独ジャーマンウイングスは27日、乗客の家族らの緊急の出費への対応として、乗客1人当たり5万ユーロ(約650万円)を一時的に支払うと表明した。ロイター通信によると、航空機事故による死亡時の国際的な補償金の上限は1人当たり約15万7400ドル(約1870万円)になる。ただ、家族が会社側の過失を理由に民事訴訟を起こせば、さらに補償が増える可能性がある。

今後の原因究明では、会社側が精神疾患の可能性が指摘される副操縦士の心身状態をどこまで把握していたかも焦点になる。ジャーマンウイングスの親会社ルフトハンザでは養成過程を終えた操縦士には飛行試験や身体検査はするが、精神面の検査はなかったという。26日の記者会見で、同社のカルステン・シュポア社長は副操縦士について「100%乗務できる状態だった」と説明している。

ドイツではルフトハンザに対する安全面での信頼は高かった。今回の墜落を受けて「安全神話の終わり」(独誌シュピーゲル)など厳しい論調も出始めた。

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