預金流出、半年で2割 ギリシャの銀行
[有料会員限定]
【ブリュッセル=小滝麻理子】ギリシャの銀行は預金流出が加速しているうえ、景気低迷で不良債権は増え、資産内容は急速に悪化している。28日に欧州中央銀行(ECB)が資金供給の上限枠は引き上げないと決めたことで、流動性が細り、企業への資金供給機能がマヒする可能性もある。
銀行の預金残高は1月にチプラス政権が発足した後、減少傾向を続けている。ギリシャ中央銀行によると、2014年12月から15年5月までに...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り673文字