2018年1月20日(土)

トルコを投機的水準に格下げ フィッチ

2017/1/28 10:42
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 【イスタンブール=佐野彰洋】大手格付け会社のフィッチ・レーティングスは27日、トルコの外貨建て長期国債の格付けを投資適格級の「トリプルBマイナス」から投機的水準の「ダブルBプラス」に引き下げたと発表した。見通しは「安定的」とした。昨年7月のクーデター未遂事件後の政治状況や治安の悪化が「経済のパフォーマンスや公的機関の独立性を弱めている」と指摘した。

 大手格付け会社3社のうち唯一、投資適格級を維持していたフィッチの格下げにより、政府や民間部門の資金調達コストは一段と上昇する見通しだ。

 クーデター未遂事件後、エルドアン政権は非常事態宣言を発令、反政権とみる公務員や軍人を追放するなど大規模な弾圧を続けている。今春にはエルドアン大統領に広範な権力を集中させる憲法改正の是非を問う国民投票が控える。

 政治の先行きへの不安と相次ぐテロなど治安の悪化から経済活動が停滞しており、2016年7~9月期には7年ぶりのマイナス成長を記録した。通貨リラの下落に歯止めがかからない。しかし、高金利を嫌う政権に配慮してか、中央銀行は大幅利上げなど大胆な通貨防衛に踏み切れないでいる。

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