2019年7月19日(金)

中国パイロットの方言、誤解招き当局が排除

2014/8/30付
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中国の航空当局である民用航空局は方言の強いパイロットの排除に乗り出した。管制官が理解できなかったり、誤解したりする例が相次ぎ、危険だと判断した。2016年1月以降は標準語の「普通話」をベースとした中国語能力試験の4級に合格しなければパイロットの資格試験を受験できなくする。既に資格を持つパイロットも、強いなまりを改善できなければ地上職に配置転換する。

政府系英字紙チャイナ・デーリーが伝えた。中国には56の民族と80を超す方言がある。中国政府は自らを多民族国家と位置づけ「民族団結」を呼びかけているが、航空安全においては背に腹は代えられない。

例えば管制官が「問題はありますか」と尋ねると、普通話では「没有(メイヨウ=問題ない)」と答えることが多い。これが四川語になると「没得(メイデイ)」になる。「メーデー」は「助けに来て」という意味の国際的な遭難信号であり、紛らわしい。

さらに北京、上海など国際都市の空港に降り立つ際には管制官とのやりとりは英語になる。英語の発音も厳しく監視していく方針だ。(大連=森安健)

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