トランプ氏、司法長官攻撃やめず 共和党内に反感広がる

2017/7/27 23:28
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【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は26日、ツイッターでセッションズ司法長官を重ねて批判した。ツイッターでの攻撃は3日連続で、同氏を辞任に追い込もうと圧力をかけている。与党・共和党にはセッションズ氏への批判を繰り広げるトランプ氏への反感が広がりつつあり、政権運営の火種となっている。

「セッションズ氏はなぜ、マケイブ連邦捜査局(FBI)長官代行を交代させなかったのか」。トランプ氏は26日にこうツイートした。クリントン元国務長官の私用メール問題の捜査を担当していたマケイブ氏は、5月のコミー前FBI長官解任を受け、長官代行に就任した。

ただ、マケイブ氏の妻は2015年にバージニア州議会選に出馬した際、クリントン氏に近い政治団体から多額の献金を受けたと報じられたことがある。トランプ氏はマケイブ氏について「クリントン氏の捜査を担当していながら、妻の選挙のためにクリントン氏やその代理人から多額の資金を受け取った。コミー氏の友人だ」と非難した。

トランプ氏が攻撃をやめないのは、一連の「ロシアゲート」捜査からセッションズ氏が身を引いたことに不満があるためだ。一方、セッションズ氏は先週、周辺を通じてプリーバス首席補佐官に辞任する意向はないと伝えた。

セッションズ氏は司法長官の就任前は上院議員を務めており、共和党内ではかつての同僚だった同氏を擁護する声が強い。昨年の大統領選では、同氏が連邦議会議員としていち早くトランプ氏支持を表明した経緯もある。トランプ氏が25日に記者会見で公然と非難したことについては「不適切で、屈辱的なことだ」(共和党のグラム上院議員)と非難の声が出た。

米紙ワシントン・ポストは26日、トランプ氏が議会休会中に上院の承認なく政府高官を任命できる権限を行使し、後任人事を決める案を検討していると伝えた。トランプ氏が共和党の反発を見越しているフシもある。

「大統領は、セッションズ氏に司法省を率いてもらい、移民や情報漏洩などへの対応に集中してほしいと考えている」。サンダース大統領報道官は26日の記者会見で、事態の沈静化を図ろうとしてこう語ったが、大統領のツイッターの前ではむなしく響くばかりだ。

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