2019年1月24日(木)

イタリアが憲法改正の国民投票 12月4日

2016/9/27 9:27
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【ジュネーブ=原克彦】イタリア政府は26日、上院の権限を大幅に縮小する憲法改正案を問う国民投票を12月4日に行うと発表した。頻繁に政権が交代する政治制度を改めるのが狙いだが、レンツィ首相が「否決されれば辞任する」と公言してきたこともあり、政権への信任投票の色合いが濃い。一部世論調査では反対派が賛成派を上回っており、投票を機に政局が混乱する可能性もある。

イタリアでは上院と下院がほぼ同等の権限を持ち、両院で多数派が異なる「ねじれ」が生じると政権の存続が難しくなる。憲法改正案は、戦後に不安定な政局が続いた反省を踏まえ、現在は選挙で選ばれている上院議員を地方自治体の代表者らで構成する仕組みに変え、法案の審議や内閣の承認などの権限をなくす。実現すれば政権与党は経済活性化に必要な改革を進めやすくなる。

ただ、過去にファシストのムッソリーニが権力を掌握したイタリアでは、権力の分散を重視する現行制度の変更を嫌う国民も多い。欧州連合(EU)懐疑派の野党「五つ星運動」などは反対を掲げて勢いづいている。

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