2018年7月22日(日)

強豪アウディ、車レース「ルマン」撤退
VWのEVシフトで

2016/10/26 22:07
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 【フランクフルト=加藤貴行】独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、独アウディは26日、自動車の世界耐久選手権(WEC)から2016年シーズンで撤退すると発表した。アウディはWECの顔であるルマン24時間で13回優勝した強豪。モータースポーツ活動は続け、電気自動車(EV)のレースである「フォーミュラE」に注力する方針だ。

ルマン24時間のレースで走るアウディ車(15年)=ロイター

ルマン24時間のレースで走るアウディ車(15年)=ロイター

 VWは排ガス不正を受けて投資戦略の見直しを続け、EVシフトを鮮明にしている。WECには同じVW傘下の独ポルシェも参戦し、グループ間の重複が指摘されてきた。グループの先端技術の開発を担ってきたアウディは、EVに経営資源を振り向ける。

 アウディが同日、モータースポーツの戦略見直しとして公表した。同社は1999年にWECに参戦し、2000年には早速ルマンで1~3位を独占。それ以降、圧倒的な存在感を示して、トヨタ自動車などのライバルに立ちはだかってきた。

 過酷な条件で先端技術を試す場としての位置づけもあり、ディーゼル車、ハイブリッド車それぞれで史上初のルマン優勝も成し遂げた。04年にはアウディ車に乗った日本のチームがルマンで優勝し、日本のモータースポーツファンにもなじみが深い。

 フォーミュラEは電池だけで走るEVを対象にしたレース。アウディは18年に航続距離500キロメートルのEVの市販を計画しており、主戦場を移してEVの先端技術を磨くことになる。

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