米ケニア、過激派対策で協力強化 首脳会談

2015/7/26付
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【ナイロビ=共同】オバマ米大統領は24日からケニアを訪問、25日に首都ナイロビでケニヤッタ大統領と会談し、隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバーブ対策などを協議した。会談後の共同記者会見でオバマ氏は、米国とケニアは安全保障分野での「強力なパートナー」だと強調。両大統領は、テロ対策や汚職撲滅などで広範な協力関係を築くことで一致した。

オバマ氏は現職の米大統領として初めてケニアを訪問した。ケニアは同氏の父親の出身国。

オバマ氏は会見で、アルシャバーブはソマリアで展開中のアフリカ連合(AU)部隊などの活動により弱体化したが、いまだ市民らを攻撃し大きな被害を与える恐れがあると危機感を表明。「アルシャバーブを根絶しなければならない」と述べ、掃討作戦の継続が必要だと訴えた。

オバマ氏はまた、国家は性的指向によって人々を差別すべきでないと強調した。アフリカではケニアを含め、同性愛行為を違法とする国が多い。

会談に先立ち、オバマ氏は米・ケニア両政府が共催する「世界起業家サミット」に出席。「アフリカは活気にあふれている」と述べ、域内各国の経済成長を称賛した。

24日にはナイロビで、父の義母サラさんら親族と夕食を共にした。25日に同サミット参加後、1998年に起きたナイロビの米大使館爆破事件の跡地で献花し、犠牲者を追悼した。

事件では、ケニア人遺族や被害者への補償が十分でないとの批判がある。被害者の会の広報担当で、事件で失明したダグラス・シディアロ氏(45)は「被害者らの救済も『テロとの戦い』の一環だと理解してほしい」と訴えた。

ナイロビでは一部の主要道路を封鎖する厳戒態勢が取られ、警察官1万人以上が警備に当たった。オバマ氏が大統領としてサハラ砂漠以南のアフリカを訪れるのは4回目。26日にエチオピアに移動、28日まで滞在する。

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