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ソニーの「金正恩氏」映画、ネットで先行公開 北朝鮮反発

【ニューヨーク=稲井創一】ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)は24日、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」のインターネット配信を米国で始めた。映画館へのテロ攻撃予告を受けて映画の公開中止を決めたが、オバマ米大統領の批判などを受けて25日から劇場公開することが決まっていた。北朝鮮はネットでの映画公開に反発している。

23日、米南部ジョージア州アトランタの映画館で、「ザ・インタビュー」の上映を予告する看板を設置する支配人(AP)

ザ・インタビューは米グーグルのコンテンツ配信サービス「グーグルプレイ」、動画共有サイト「ユーチューブ」、米マイクロソフトの家庭用ゲーム機「Xbox」を通してレンタル、もしくは購入できるという。料金はレンタルが5.99ドル(約720円)、購入が14.99ドル。当面、米国のみで購入が可能だが、SPEは国外での販売を含め、映画の配信先の拡大に努める。

SPEのマイケル・リントン最高経営責任者(CEO)は24日、言論の自由を重視したとし「より多くの人に映画を届けるため、まずはデジタル配信を選んだ」との声明を発表した。オバマ氏は休暇先で報道陣に映画公開を歓迎する意向を示した。

ネット配信が急に始まったことについて、北朝鮮側は反発している。ニューヨークの国連代表部の外交官は同日、AP通信に「この映画は我が国の主権と最高指導者をあざ笑う行為だ」と非難した。SPEへのサイバー攻撃に無関係であることも改めて強調した。

SPEは映画を上映する予定だった映画館がハッカー集団に脅迫されたことを受け、今月17日にいったん公開を中止すると決定していた。しかし、オバマ氏の批判などを受けて23日、米国の一部映画館で一転、公開すると発表した。劇場公開は25日から始まり、全米で300以上の映画館で上映される見通しだ。来場者の安全を考慮して上映を見合わせる映画館が多いことも、ネット配信を先行させた理由の一つとみられる。

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