中国念頭「国際法の順守重要」 ASEAN外相声明

2016/7/25 17:35
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【ビエンチャン=京塚環】東南アジア諸国連合(ASEAN)は25日、ラオスの首都ビエンチャンで開いた外相会議で共同声明を採択した。南シナ海での中国の主権の主張を否定した仲裁裁判所判決を念頭に「国際法の順守の重要性を確認した」と明記した。直接の名指しは避けたが、中国に判決結果の受け入れを促す内容となった。対中けん制の表現で各国はぎりぎりの調整を続け、予定より1日遅れの採決となった。

25日午前に採択した共同声明では南シナ海問題について「最近進行中の開発に深刻な懸念を示す」と明記した。仲裁裁判所の判決に直接触れることは避けたが、対中けん制の姿勢で一致した。

ASEAN各国は紛争当事国のフィリピンに加え、対中姿勢を強めるインドネシアやシンガポールなどと、親中派カンボジアの間で見解が割れていた。外相会議は当初24日のみの予定だったが、23日に非公式の外相会議を開催し、24日の本会議でも結論が出ず、25日午前に急きょ緊急外相会議を開いた。3日がかりの交渉でASEAN連帯を優先した格好だ。

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