2018年11月17日(土)

北朝鮮ロケット弾3万発、エジプトで押収
安保理報告書

2017/2/25 11:39
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【ニューヨーク=共同】国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルがまとめた報告書の全容が24日、判明した。北朝鮮国籍の船長らが乗り組み、エジプト政府が昨年8月に拿捕(だほ)した貨物船から北朝鮮製の携行式ロケット弾約3万発(約132トン)と大量の鉄鉱石が押収されたと指摘。制裁逃れの手法を駆使して大規模な武器取引を企てたとみている。

北朝鮮製の同種武器の押収量としては過去最多。北朝鮮による武器輸出は過去の安保理制裁決議で全面禁止されているが、核・ミサイル開発の資金源の一つとして継続中とみられる。

ロケット弾が隠してあったコンテナの最終目的地は特定されていないが、エジプトのほか、北朝鮮と軍事協力してきたシリアやアフリカ向けだった可能性もある。

共同通信が入手した報告書によると、エジプト政府は昨年8月11日、自国領海で北朝鮮からスエズ運河に向かっていた貨物船を拿捕した。船内を調べた結果、大量の鉄鉱石の下から、分解された北朝鮮製の携行式ロケット弾約2万4千発と約5千発分のロケット弾の部品が見つかった。北朝鮮産の鉄鉱石の取引も昨年3月に安保理が採択した決議で禁止されていた。

船はカンボジアの国旗を掲げ、船荷の品目は「中国・南京で積まれた水中ポンプの組み立て部品」と偽装されていた。

北朝鮮の武器を巡っては2009年、タイ・バンコクの空港に着陸した貨物機から携行式地対空ミサイルや対戦車ロケット砲など計約35トンが押収された例がある。

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