エボラ患者と接触の全渡航者を強制隔離 NY州など

2014/10/25付
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 【ワシントン=川合智之】米ニューヨーク、ニュージャージー両州が24日、エボラ出血熱の患者と接触した渡航者全員の強制隔離に踏み切った。ギニアから帰国したニューヨーク市の医師(33)の感染が同日確認され、渡航者に自主的な報告を求める米政府の感染封じ込め策では不十分だと判断したからだ。

 ニュージャージー州保健当局は24日、シエラレオネでエボラ出血熱の治療に携わりニューアーク国際空港に着いた女性の医療従事者を大学病院に隔離した。検査の結果は陰性だったが、同州が強制隔離を導入した直後で、一時緊張が走った。

 隔離対象は西アフリカのリベリア、シエラレオネ、ギニアでエボラ熱患者と接触し、ケネディ国際空港、ニューアーク国際空港に着いた渡航者全員。医療施設や自宅からの外出を最大21日間禁じる。現地でエボラ熱患者を診た医療従事者も含む。

 「自主的な隔離ではダメだ」。ニューヨーク州のクオモ知事は24日の記者会見で強調した。

 米政府はケネディ国際空港など主要5空港で、27日から渡航者全員の健康状態を21日間追跡調査する。ただ渡航者に体温や症状を毎日報告するよう義務づけただけで、強制隔離には踏み込まなかった。渡航先の虚偽申請など、隔離を避けようとする動きが出かねないと警戒したためだ。

 医師が帰国後に発熱し、感染が確認されたことに両州知事は危機感を強め、州独自の措置に踏み切った。米政府も感染防護措置の再検討を迫られそうだ。

 オバマ米大統領は25日の国民向けの演説で「エボラ熱は容易に感染しない」と述べ「恐怖でなく事実に基づいて行動しなければならない」と冷静な対応を呼びかけた。「我々は米国民の安全と健康を守るため、州や地方当局と協力し必要な措置をとる」と強調した。

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