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コロンビア政府と左翼ゲリラが和平合意 半世紀の対立に幕

【サンパウロ=宮本英威】南米コロンビア政府と左翼ゲリラ組織のコロンビア革命軍(FARC)は24日、和平で合意したと発表した。半世紀あまり続き、テロなどによる犠牲者が少なくとも22万人に上る激しい武力対立は終結に向かう。石油や石炭など天然資源を豊富に埋蔵する同国にとって、長年の課題である治安の回復には追い風となりそうだ。

両者の交渉担当者が同日、キューバの首都ハバナで発表した。仲介したキューバの担当者は「対立を終え、安定した恒久的な平和を構築することで合意した」と話した。

コロンビアのサントス大統領は24日夜、国内でテレビ演説し「歴史的な合意だ。すべての国民に恩恵がある。交渉を辛抱強く待ってもらい感謝したい」と述べた。

両者は2012年10月に和平交渉を始めた。キューバやノルウェーの仲介で、断続的に4年近く交渉してきた。今年6月には停戦で合意。その後は、政治参加や社会復帰、和平の監視などで、具体的な工程の詰めの作業を進めてきていた。

FARCは近く組織内の会議を開いて意思を統一する。コロンビア政府は10月2日に国民投票を実施して国民の理解を得たい考えだ。

FARCはコロンビア最大の左翼ゲリラ組織。社会主義政権の樹立を掲げて1964年に設立した。麻薬組織と連携して勢力を伸ばし、誘拐などの犯罪を資金源にした。戦闘員は2000年ごろには約2万人に上ったが、政府の掃討作戦により最近は7千人程度に減少していたとされる。

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