2019年2月21日(木)

墜落独機、乗客名簿に60代と40代の日本人男性
外務省発表 首相「安否確認急ぐ」

2015/3/25付
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【パリ=竹内康雄】ドイツの格安航空会社(LCC)ジャーマンウイングスの旅客機(乗客乗員計150人)が24日にフランス南東部で墜落した事故で、外務省は25日午前、搭乗者名簿に日本人2人が記載されていることを確認し、安否確認に全力を挙げている。一方、仏当局は24日、墜落現場で飛行状況などを記録したブラックボックスを発見。内容を解析して原因の解明を進める。

外務省によると、2人はともにドイツ・デュッセルドルフ在住の男性で、60代の永田敏氏と、40代の佐藤淳一氏。機械商社の西華産業は、佐藤氏が同社の独子会社に出向している42歳の社員だと明らかにした。

安倍晋三首相は25日午前、首相官邸で記者団に「まずは(邦人の)安否確認を急ぎたい。大きな惨事であり、犠牲となられた方々に哀悼の意を表したい」と語った。

ジャーマンウイングスの親会社ルフトハンザ幹部は「現時点では事故と考えており、それ以外は臆測だ」と述べた。米国家安全保障会議(NSC)のミーハン報道官は声明で「現時点でテロとの関連を示す証拠はない」との見方を示した。

カズヌーブ仏内相は事故現場近くのセーヌレザルプで記者会見し、「生存者がいる希望はほぼない」と述べ、全員が死亡したとの見解を改めて表明した。ジャーマンウイングスのエアバスA320は、24日午前にスペインのバルセロナからデュッセルドルフに向かう途中、仏南東部に墜落した。同機にはドイツ人が67人、スペイン人約45人が乗っていた。ベルギー人やトルコ人の搭乗も伝えられている。

墜落現場は標高2千メートルの山岳地帯で車では近づけない。仏メディアによると、現場までは7キロメートルを歩く必要がある。仏当局はヘリコプターで捜索担当者を送り込んでいるが、捜索は難航が予想される。仏メディアの映像では、現場には航空機の残骸が散らばっている。仏当局は24日は日没で捜索を打ち切り、25日朝に再開する方針。

オランド仏大統領と、ドイツのメルケル首相、スペインのラホイ首相は25日午後に事故現場を訪れる。オバマ米大統領は24日、「悲痛な思いだ」と、メルケル首相らに電話で哀悼の意を表明。事故原因の調査などで支援の用意があると表明し、米国民の搭乗者の有無を確認中だとした。

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