エクアドル新大統領が就任、左派路線継続を宣言

2017/5/25 9:41
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【キト(エクアドル)=外山尚之】南米の産油国エクアドルで24日、新大統領にレニン・モレノ元副大統領(64)が就任した。モレノ氏は就任式で「コレア前大統領が進めた市民革命を続ける」と演説し、左派路線の継続を宣言した。閣僚もコレア政権の閣僚経験者を重用。原油価格の下落で経済低迷や公的債務の増加といった課題に直面するなか、手厚い福祉を維持できるか注目される。

車いすで就任式に登場したモレノ氏は「市民の人生すべてに責任を持つ」と述べ「大きな政府」路線の継続を約束した。ココアやエビなど1次産品の加工産業育成や再生可能エネルギーの拡充、汚職対策に注力する方針を示した。閣僚候補の多くはコレア政権時の閣僚経験者で、大幅な政策転換の可能性は低そうだ。

2007年に誕生したコレア政権は原油価格の上昇で得た富を公共事業や国民の福祉向上に充て、地域平均を上回る経済成長を実現した。しかし原油価格の下落で経済や財政状況は悪化。国民の間で左派政権への信頼も揺らいでおり、後継候補のモレノ氏は4月の大統領選決選投票で右派候補に僅差に迫られた。

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