米FRB議長「利上げ急がず」 議会証言で表明

2015/2/25付
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【ワシントン=矢沢俊樹】米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は24日午前、上院の銀行委員会で半期に1度の議会証言に臨み「少なくともあと数回」の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げを想定しにくいとの考えを表明した。利上げに先だち、まず事実上のゼロ金利政策の時間軸を示す指針を変更して市場に周知する方針も明言した。

イエレン氏はこれまで今年3月のFOMCまでは利上げしないと説明するのにとどめてきた。今回は利上げに「忍耐強くなれる」としたうえで、向こう数回のFOMCでの利上げは難しいとの見解を示した。FOMCは3月、4月、6月に会合を控える。状況によってはゼロ金利をやや長めに維持する可能性を示唆した発言とみられる。

イエレン氏は利上げ前に「(FOMC声明文にある時間軸の)指針を修正する」意向も明らかにした。同時に声明を変えても「必ずしも複数のFOMC会合で利上げすると理解すべきでない」とクギを刺し、利上げの時機は雇用や景気次第だとの認識も強調した。

米経済については個人消費と生産が「底堅い」と評価し、現状の成長が続けば失業率がさらに下がる見通しにも触れた。大幅な原油安は家計の購買力の向上などを通じて「全体的に著しいプラス」になると説明した。

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