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コロンビア和平合意へ 政府と左翼ゲリラ「半年以内に」

【サンパウロ=宮本英威】南米コロンビア政府は23日、左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)と進めてきた和平交渉について、半年以内に妥結することで合意したと発表した。半世紀にわたる武力対立は終結に向け大きく前進した。

コロンビアのサントス大統領は同日、和平交渉が行われてきたキューバの首都ハバナを訪問した。FARCのロンドニョ(通称ティモチェンコ)最高司令官との和平交渉にのぞんだとみられる。サントス氏とロンドニョ氏はメディアの前に現れ握手を交わした。サントス氏は「我々は敵対しているが、今日は平和という同じ方向を向いている」などと述べた。交渉を仲介してきたキューバのラウル・カストロ国家評議会議長も同席した。

ここにきて和平交渉が進展したのは、懸案となっていた紛争中の重大犯罪の扱いについて両者の間で合意が成立したためだ。紛争に関わる重大な犯罪は、新たに設置する特別法廷で審理することで意見が一致した。特別法廷は紛争時の人権侵害なども審理する。犠牲者には補償も行う。和平合意後は、60日以内にFARCが武装解除することでも一致した。

残る課題は武装解除の具体的な方法などだ。サントス氏は「依然として合意するのに難しい点は残る。簡単な仕事ではない」とも付け加えた。ロンドニョ氏は「平和への希求を止めたくない」と語った。

コロンビア政府とFARCの本格的な和平交渉は2012年10月にノルウェーのオスロで始まった。その後は主としてハバナで行われて、これまで農地改革、政治参加、違法作物の栽培根絶で合意していた。誘拐や爆破テロによる紛争の犠牲者は22万人以上に上ると推定されている。

今月19日から22日までキューバを訪問していたローマ法王フランシスコは、ハバナでミサを実施した際に、両者の和平交渉の進展に期待を示していた。「我々は平和と和解の道筋の失敗を許してはならない」と述べた。

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