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日経のFT買収、海外メディアが相次ぎ報道

日本経済新聞社は23日、英国の有力経済紙フィナンシャル・タイムズ・グループ(FT)の買収を決めた。デジタル化と国際化は世界のメディアの課題だ。アジアと欧米をカバーする新たなメディアグループの誕生について、海外メディアは相次ぎ詳しく報じた。

米ニューヨーク・タイムズは「ニュース・メディアがグローバル化するなか、日経は世界で知名度を上げる近道とした」と分析した。AP通信は「大胆な決断だ」と報じた。

英国放送協会(BBC)は23日のニュース番組で速報。FT電子版は同日、日経と独メディア大手のアクセル・シュプリンガー社と合意直前まで条件を巡り争った経緯を「最後の10分間で勝敗が決した」などと紹介した。

英ガーディアン(電子版)は日経が英文媒体Nikkei Asian Review(NAR)を通じて海外展開を強化していることに触れ「より広いアジア太平洋地域へと重心を移している」と評した。

仏経済紙レゼコーも買収の意図を「日経が国外への影響力を強めるため」と分析。国内市場拡大には限界があり「アジアを中心に海外投資を増やしていた」と解説した。

仏AFP通信は日経の歴史や従業員数、発行部数など会社概要を紹介。「経済ニュースのスクープのスペシャリストで、日本のビジネス人のバイブル」と評した。

南ドイツ新聞は日経とFTは「ジャーナリズムの価値観を共有する」と伝えた。ドイツメディアではシュプリンガー社が日経に競り負けたという受け止めが目立つ。

一方、米ウォール・ストリート・ジャーナルは企業のスキャンダルに対する報道姿勢が異なることなどを挙げ「日本のメディア文化は西洋と多くの点で異なり、課題が出るだろう」と指摘した。

大手韓国紙は24日付の朝刊1面などでいずれも大きく報じた。中央日報は日経が「名実ともに世界最大の経済新聞に跳躍した」と指摘。毎日経済新聞は「日経はアジアはもちろん全世界を含めたグローバルメディアグループとしての地位を強化することになった」とした。

朝鮮日報は「世界の経済紙は英フィナンシャル・タイムズと米ウォール・ストリート・ジャーナルが二大山脈だという昔からの常識が崩れることになった」と解説した。買収の狙いについて「FTは英語を武器に全世界に読者層を獲得している長所がある」と推測した。

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