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インドの探査機、火星周回軌道に到達 アジア初の成功

【ニューデリー=岩城聡】インド宇宙研究機構(ISRO)が昨年11月に打ち上げた火星探査機マンガルヤーンが24日、火星の周回軌道に到達した。日本や中国も過去に挑戦していたが、インドがアジア初の成功となる。メタンや水素など地表調査を進め、将来的な鉱物資源の獲得などに向けた情報収集を行う。

インドはすでに月探査機の打ち上げに成功しており、今回の火星探査の成功は国威発揚につながる。軍事開発で蓄えたロケット技術と得意のIT(情報技術)を活用し、先進国に比べて安価な宇宙開発を推進している。

インドの火星探査の最大の目的の一つは火星に眠る鉱物資源の確保。地球の資源が先細るなかで、12億の人口を抱えるインドは火星や月を含めた宇宙の埋蔵資源の開発に、他国より一歩でも先に名乗りを上げる思惑がある。ラオ元ISRO所長は「遠い将来、実現するかもしれない『火星植民計画』への情報収集の側面もある」と語った。

宇宙開発で中国をライバル視するインドは幾多の失敗を経て自力開発した新型エンジンを搭載したロケットによるマンガルヤーンの打ち上げに成功した。費用は45億ルピー(80億円)程度という。

これまで火星探査計画に成功したのは、米国と欧州、旧ソビエト連邦のみ。21日には、米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「MAVEN(メイブン)」が火星を回る軌道に到着した。日本は1998年に打ち上げた「のぞみ」が失敗、中国も成功していない。

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