北朝鮮が飛翔体1発発射 SLBMか、韓国軍は失敗と推定

2016/4/23 22:33 (2016/4/24 0:13更新)
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韓国の街頭テレビでは、北朝鮮が飛翔体を発射したニュースが繰り返し放送された(23日、ソウル)=AP

韓国の街頭テレビでは、北朝鮮が飛翔体を発射したニュースが繰り返し放送された(23日、ソウル)=AP

【ソウル=加藤宏一】韓国軍合同参謀本部は23日、北朝鮮が同日夕、日本海上でSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)とみられる飛翔(ひしょう)体1発を発射したと明らかにした。約30キロ飛行したという。韓国軍は飛距離がSLBMの最低射程である300キロに大きく及ばなかったため、発射は失敗したようだとみている。

北朝鮮は25日の朝鮮人民軍創建記念日や5月の朝鮮労働党大会を控えており、発射は軍事的な示威とみられる。韓国軍は追加挑発への警戒を強めている。

韓国軍によれば、飛翔体は潜水艦の基地がある咸鏡南道・新浦(シンポ)付近の日本海上から発射された。北朝鮮は昨年5月や11月にもSLBMの発射実験を実施。11月の発射は失敗したとされる。

SLBMは水中を移動する潜水艦から発射されるため、発射場所などを事前に探知しにくい。北朝鮮は核実験や陸上からの弾道ミサイルとともにSLBMの開発を強化しているとされる。兵器としての完成度を高めて対米抑止力を高める狙いとみられる。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は3月、「近い期日に核弾頭爆発実験や核弾頭の装着が可能な様々な種類の弾道ロケット(ミサイル)の試験発射を断行する」と述べ、軍事的な挑発を示唆していた。

韓国国防省は5回目の核実験についても「いつでもできる状態を維持している」(報道官)として警戒を続けている。

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