核兵器禁止条約の草案公表 開発・保有を全面禁止

2017/5/23 1:11
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【ジュネーブ=原克彦】「核兵器禁止条約」の制定交渉で議長を務めるコスタリカは22日、条約文の草案を公表した。広島や長崎を念頭に「核兵器の犠牲者(被爆者)の苦しみを忘れずに」と盛り込むなど核兵器の非人道性を強調。核兵器の使用、開発、保有、供与をすべて禁止する内容だ。

違反した国への罰則などは現段階では設けていない。草案をまとめたコスタリカのホワイト駐ジュネーブ国際機関代表部大使は「違反への対処はもっとも難しい部分で、議論の余地が多くある」と語った。

草案では、締約国は2001年12月5日以降に保有・開発・取得した核兵器について申告し、該当するものがあれば国際原子力機関(IAEA)の検証を受ける。条約に関する紛争は締約国会議での協議や国際司法裁判所などで解決に当たるとしている。

同条約は6月15日からニューヨークで第2回交渉を始める予定。推進派は7月上旬の条文採択を目指している。核兵器保有国の米ロや英仏に加え、米国の「核の傘」に守られる日本は交渉に参加していない。

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