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独バイエルの16年12月期、純利益10%増

【レバークーゼン=加藤貴行】独医薬・農薬大手のバイエルが22日発表した2016年12月期決算は、純利益が前の期比10%増の45億3100万ユーロ(約5440億円)だった。医薬品部門が好調を維持し、研究開発費が9%増えたなかでも本業の利益は過去最高を更新した。売上高も1%増の467億6900万ユーロと最高になった。

収益の指標としているEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は10%増の113億ユーロ。部門別では、医薬品が抗凝固剤など中核5製品がけん引し14%増益となり、全社の利益の5割弱を占めた。2年前に上場した素材子会社が2割増益で、農薬は横ばいだった。17年12月期も医薬品が伸びて前期比1桁半ばの増益と、連続の最高益を見込む。

バイエルは昨年9月、遺伝子組み換え種子の世界首位、米モンサントを660億ドル(約7兆4580億円)で買収することで合意。現在、米国を含めて各国・地域の独禁当局で申請・審査の手続きに入っている。

ヴェルナー・バウマン社長は同日に独西部レバークーゼンの本社で開いた記者会見で「買収の承認が必要な当局の3分の2に申請し、建設的な議論をしている」とし、順調に手続きが進んでいると説明した。

また「米国第一」を唱えるトランプ米政権の買収承認への影響について、バウマン社長は「米政権には(買収が)米国の農家によりよいことであることは理解してもらっている」と指摘。同政権が保護主義的な姿勢を見せていることに関しては、「グローバル企業として自由で開かれた市場を支持している」と述べた。

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