2019年2月17日(日)

南沙諸島の人工島に地対空ミサイル施設か 中国が建造

2017/2/22 19:22
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【ワシントン=共同】ロイター通信は21日、中国が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島に造成した人工島に、長距離地対空ミサイルを格納できる約20の構造物を建造していると報じた。ほぼ完成しているという。複数の米政府当局者が明らかにした。南シナ海上空の制空権確保に向けた動きとみられ、国際的な懸念が強まりそうだ。

トランプ政権は、中国による南シナ海での人工島造成について「国際規範を無視した違法行為」との立場を取っており、トランプ大統領が今回の事案に強硬な姿勢を示せるか注目される。

ロイターによると、スービ(中国名・渚碧)礁、ミスチーフ(美済)礁、ファイアリクロス(永暑)礁に造られた構造物は長さ約20メートル、高さ約10メートルのコンクリート製で、開閉可能な屋根を装備しているという。

当局者の一人はロイターに「構造物は地対空ミサイル発射台に似ている」と指摘、警戒感を示した。

中国はこれまでに、西沙(英語名パラセル)諸島の永興(ウッディー)島に地対空ミサイルを配備したことが知られている。

米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は昨年12月、中国が南沙諸島に造成した7つの人工島全てに、初めて大型の防空設備を配備したとみられるとの分析を公表。多くの建造物には航空機撃墜のための全長約6メートルの対空砲や、巡航ミサイルを迎撃できる全長約3メートルの「近接防空システム」(CIWS)が配備されているとした。長距離地対空ミサイルも配備されれば防空能力がさらに向上し、米軍などが南シナ海に軍艦や戦闘機を派遣するけん制行動に影響が出る可能性もある。

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