アジア > アジアニュース
アジア最新ニュースの掲載を始めました

バングラ首相、国連監視の「安全地帯」提言
ロヒンギャ保護、ミャンマーは拒否

2017/9/22 17:03 (2017/9/22 19:31更新)
共有
保存
印刷
その他

 【ヤンゴン=新田裕一】バングラデシュのハシナ首相は21日、ニューヨークで開催中の国連総会で演説し、ミャンマー国内にイスラム系少数民族ロヒンギャの住民を国連監視のもとで保護する「安全地帯」を設置するよう求めた。ロヒンギャ系の武装集団と治安部隊の衝突でバングラデシュに逃れた難民は40万人超。治安部隊に対する恐怖を抱く難民が多く、早期帰還には国連の本格的な介入が必要だとの認識を示したものだ。

 ハシナ首相は「ミャンマーの治安当局が国境地帯に地雷を敷設してロヒンギャの帰還を阻止している」と強調。ミャンマー政府に対し「直ちに、かつ永久的に民族浄化を停止すべきだ」と述べた。国連事務総長には現地に調査団を派遣することを求めた。

 ミャンマー政府のゾー・テイ報道官は22日、取材に対し「ミャンマー政府としては、国連による安全地帯を領土内に設置することは容認できない」と述べた。国境地帯の地雷の敷設については、バングラデシュ軍や治安部隊を襲撃した武装集団も地雷を使用していると指摘し、「専門家による検証が必要だ」と答えた。

 ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問は、20日の日本経済新聞の単独インタビューで難民帰還手続きについて「すぐに始められる」と述べている。ただ具体的な開始時期については「バングラデシュ政府の対応にもよる」と述べ、明言していない。

共有
保存
印刷
その他

電子版トップアジアトップ

NIKKEI ASIAN REVIEW

COMPANIES TO WATCH

[PR]