独ダイムラー、トラックのデジタル化に630億円投資

2016/3/22 10:06
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【フランクフルト=加藤貴行】商用車世界最大手の独ダイムラーは21日、2020年までにトラック部門のデジタル化対応に総額5億ユーロ(約630億円)を投じると発表した。センサーや車載通信などを使った自動運転関連の技術を開発し、燃費改善につながる運行管理などサービス分野も広げる。同社は2025年までに自動運転トラックを市販する計画で、関連の技術やサービスを拡充し収益源を広げる。

戦略部門として4月1日付で「デジタル・ソリューションズ&サービシズ」を設立し、トラックのネット接続に関連した人材を集める。ネットで得た地図・位置情報を生かして、渋滞を予見して回避したり、前方車両との適切な距離を保って燃費を改善したりする技術を実用化する。

ダイムラーはトラックが物流センターの情報を逐一集めて、効率的に運行するサービスなどを想定。また欧州では自前、北米は出資先企業を通じた運行管理サービスを展開し、36万5千台のデータを集め運転手の運転技術向上などに生かしている。こうしたサービス収入も増やす構えだ。

同社は21日、独西部デュッセルドルフで開いたイベントでは、高速道路でトラック3台が自動運転しながら隊列走行するデモを世界で初めて公開した。商用車部門トップのヴォルフガング・ベルンハルト取締役は「トラックは移動するデータセンターになる」と訴えた。

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