ダライ・ラマ80歳の祝賀式典 7月6日に誕生日

2015/6/22付
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【ダラムサラ=共同】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(79)が7月6日に満80歳の誕生日を迎えるのを前に、チベット亡命政府があるインド北部ダラムサラの寺院で21日、祝賀式典が行われ、ダライ・ラマは詰め掛けた約8千人の信者らに笑顔で応じた。

ダライ・ラマはインタビューなどで、自らの死後に伝統的な後継者選び「輪廻転生」制度を廃止する考えを表明。亡命政府によると、自身が90歳になるころに同制度の在り方に結論を出す方針だ。ダライ・ラマの高齢化を踏まえ、今後議論が活発になるのは確実だ。

ダライ・ラマは演説で「私は皆さんと同じ普通の人で、聖人ではない」と述べた。

式典では僧侶らが次々と祝福に訪れ、伝統音楽や踊りも披露された。亡命政府のロブサン・センゲ首相は「(ダライ・ラマは)チベットの光であり、魂だ」とたたえた。

ダライ・ラマは1935年、チベット北東部(現中国青海省)生まれ。幼少期にダライ・ラマ13世の生まれ変わりと認定され、40年に14世に即位。チベット住民の中国への抵抗運動が拡大した59年、インドに亡命した。

ダラムサラを拠点に活動し、89年にはノーベル平和賞を受賞した。政治、宗教の両面での指導者だったが、2011年には死後を見据え、政治的ポストから引退した。

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