欧州委、難民問題で25日に10カ国首脳会議
【ブリュッセル=森本学】欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は21日、欧州に押し寄せる難民問題を協議するため、25日にブリュッセルで、難民らが集中している10カ国の首脳会議を緊急開催すると発表した。難民の流入に歯止めが掛かっておらず、ユンケル欧州委員長が追加対応の検討が必要だとして、開催を呼び掛けた。
首脳会議に参加するのは、トルコからバルカン半島を経由して主にドイツを目指す「西バルカンルート」と呼ばれる難民らの流入経路に関わる国。ドイツ、オーストリア、ハンガリー、ギリシャ、セルビア、マケドニア、ブルガリア、クロアチア、ルーマニア、スロベニアの10カ国が参加する。EU議長国のルクセンブルクやトゥスクEU大統領も加わる。