2019年6月26日(水)

ロヒンギャ問題、日本政府が「深刻な懸念」伝達

2017/9/22 0:40
保存
共有
印刷
その他

【ネピドー=新田裕一】堀井巌外務政務官は21日、ミャンマーの首都ネピドーを訪問し、ミン・アウン・フライン国軍最高司令官やウィン・ミャ・エー社会福祉・救済復興相らと相次ぎ会談した。イスラム系少数民族ロヒンギャの難民が大量に発生している問題について「住民殺害の疑惑や約40万人が避難民として流出したことについては深刻な懸念を表明せざるを得ない」と述べた。

ミャンマー側は「攻撃の被害を受けた全ての住民に対し、民族や宗教に関わらず、必要な支援を行う」と応じた。

ロヒンギャ住民の居住地域である同国西部ラカイン州では8月、治安部隊に対する襲撃事件が発生。その後の掃討作戦中に村への放火が相次ぐなど不安定な情勢が続いている。欧米各国やイスラム諸国は治安部隊による迫害行為への疑念を強めている。

堀井政務官はアウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる現政権が「ラカイン州の問題解決に向け努力を重ねたことは十分承知している」とも述べ、政権側に一定の理解を示した。アナン元国連事務総長率いる特別諮問委員会が8月にまとめた88項目の勧告を着実に実施することも求めた。

堀井政務官は22日以降、ラカイン州の州都シットウェーなどを訪問し、州政府や人道支援機関の関係者らとも意見交換する予定。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報