2018年10月16日(火)

豪潜水艦「日本は選考で最下位」 共同開発巡り現地報道

2016/4/21 10:27
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【シドニー=高橋香織】日独仏が受注を競うオーストラリアの次期潜水艦の建造事業をめぐり、日本は選考レースの最下位になったとの現地報道が相次いでいる。21日付オーストラリアン紙は、豪州の国家安全保障会議(NSC)が日本の提案を「最も弱い」とみなしたと報じた。オーストラリア放送協会(ABC)も21日までに日本が「候補から外れた」と伝えた。

日本が豪州に建造提案する「そうりゅう」型潜水艦(海上自衛隊提供)

日本が豪州に建造提案する「そうりゅう」型潜水艦(海上自衛隊提供)

オーストラリアン紙はフランスの政府系造船会社DCNSが最有力としている。日本は武器輸出の経験不足が不利に働いたとの日本政府関係者の声を紹介した。一方、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版はドイツ防衛大手ティッセンクルップ・マリン・システムズが先頭を走っていると報じた。

正式発表は月内とみられる。ターンブル首相は20日のラジオ取材に「近く発表する」と答えた。日本は豪政府の招きを受け、次期潜水艦の選定手続きに参加した。三菱重工業と川崎重工業が建造する「そうりゅう」型をベースにした事業計画案を昨年11月に提出した。豪政府はその後の選定過程を明らかにしていない。

豪政府は次期潜水艦を12隻調達する計画で、費用は設計や開発だけで500億豪ドル(約4兆2700億円)に上る。性能や費用、地元への経済波及効果に加え、同盟国の米国や最大の貿易相手国である中国との関係も含め、幅広く検討しているようだ。

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