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ギリシャ、9月20日にも総選挙 首相辞任へ

【イスタンブール=佐野彰洋】ギリシャのチプラス首相が20日中に辞任し、9月20日にも総選挙が実施される見込みとなった。英ロイター通信が伝えた。金融支援と引き換えに実施する「緊縮策」の推進を巡り、首相方針への反対を続ける造反議員を与党から排除し、政権基盤を立て直す狙いがある。

ギリシャの公共放送は20日夜(日本時間21日未明)にチプラス氏がテレビ演説すると報じた。EUからの金融支援が正式に始まったことなどを受け、緊縮策の推進について改めて国民の信を問う狙いとみられる。

チプラス氏率いる与党・急進左派連合(SYRIZA)は、党内に緊縮策への反対を公言する議員を抱えている。これまでに緊縮策に関連する財政改革法案の採決を3度実施したが、毎回30人以上が反対や棄権に回っていた。

14日の採決ではこれまで最多の40人超が造反。EU寄り野党の賛成で法案可決に持ち込んだ。ギリシャ議会は定数300の一院制。149議席のSYRIZAは13議席を持つ右派政党との連立で過半数を維持してきたが、チプラス氏は事実上の過半数割れに追い込まれていた。

7月下旬の世論調査によると、SYRIZAの支持率は33.6%と最大野党を2倍近い差でリードする。チプラス氏は増税策などの痛みが国民に浸透する前に早期選挙に打って出ることで、与党議員を入れ替え、政権基盤を立て直すことが得策と判断したもようだ。

チプラス氏に近いスクルレティス・エネルギー相は20日、「すぐに選挙を実施すべきだ」などと語っていた。

ただギリシャ国民の間では緊縮策への反対意見もくすぶる。仮にSYRIZAが敗北することになれば政局が混乱し改革が滞り、ギリシャの債務危機が再燃する可能性もある。

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