2017年12月19日(火)

北朝鮮非難声明、ロシアが異議 国連安保理

2017/4/20 10:06
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 【ニューヨーク=高橋里奈】国連安全保障理事会は19日、北朝鮮による16日のミサイル発射を非難する報道声明について調整したが、ロシアが異議を唱えたため発表できなかった。ミサイル発射を強く非難し、北朝鮮の挑発行為に「最大の懸念」を示す声明案に対し、北朝鮮問題の「対話による解決」との文言が入っていないことを理由にロシアが反対した。

 今回の声明案では、北朝鮮に対して「即座に」非核化への真摯な態度を見せるよう求めたほか、「これ以上、核実験をしないよう要求する」と明記した。だが、声明案の作成を主導する米国が従来より表現を強めたことで、ロシアが態度を硬化。報道声明の発表には原則として理事国全15カ国の賛同が必要となるが、ロシア1カ国のみが反対した。北朝鮮の友好国である中国は反対しなかった。

 これまで安保理は北朝鮮がミサイル発射を繰り返すたびに報道声明を発表し、非難する姿勢を公式に示してきた。今回も16日に北朝鮮がミサイルを発射して以降、今週前半にも声明が発表されるとみられていた。トランプ政権の発足後、安保理は北朝鮮のミサイル発射を受けて報道声明を4回発表してきたが、今回初めて阻止された格好だ。

 安保理ではシリアでの化学兵器使用疑惑を巡って米ロの対立が深まっている。シリアでの化学兵器使用を巡り、米英仏が調査協力を求めた決議案も12日、ロシアの拒否権行使で否決された。28日には米国のティラーソン国務長官が主催する北朝鮮の核開発問題を巡る外相級会合が開かれるが、会合前に北朝鮮問題でも米ロのつばぜり合いが激しくなっている。

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