米経済「緩やかに拡大」、一部で労働力不足も 地区連銀報告

2017/4/20 10:16
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 【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)が19日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、米経済が2月中旬から3月末にかけて「緩やかに拡大した」と総括判断した。3月に示した見方を据え置いたが、製造業など一部で拡大ペースが上向いていると指摘した。また、労働市場の逼迫が続いており、「緩やかな賃金上昇が広がった」と指摘した。

 同報告は、5月2~3日に開く次回米連邦公開市場委員会(FOMC)の討論資料になる。FOMCは3月会合で追加利上げを決定した。FRBは2017年中に残り2回の利上げを見込むが、前回会合で利上げしたばかりであるため、次回利上げは見送るとの見方が大勢だ。

 雇用は緩やかに拡大を続けた。労働市場は逼迫しており、熟練労働者への需要が依然高い。大半の地区では未熟練労働者の確保も難しくなってきたという。賃金は幅広く緩やかに上昇した。離職が増えて従業員の維持が難しくなったとする企業が増えたほか、製造業、輸送業、建設業などで、労働不足や労働コストの上昇が成長の妨げになっているとの報告もあった。

 物価上昇圧力は緩やかに高まった。小売価格が上昇した半面、エネルギー価格は横ばい、もしくはやや低下した。個人消費にはばらつきがあり、自動車以外の消費はやや弱まったとの報告がみられた。住宅建設は加速しており、住宅以外の建設活動も力強さを保った。

 同報告は4月10日までの情報に基づき、全米の12地区連銀が最新の経済動向をまとめた。

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