ブラジル大統領に新たな収賄疑惑 不透明感増す

2017/5/20 10:03
共有
保存
印刷
その他

 【サンパウロ=外山尚之】テメル大統領の汚職疑惑が再燃するブラジルで、新たな収賄疑惑が浮上した。地元メディアは19日、連邦最高裁が公開した捜査資料の内容として、テメル氏が食肉大手JBSから1500万レアル(約5億円)を受け取っていたと報じた。連立離脱を巡る駆け引きも激化しており、先行きが不透明な状況が続いている。

 連邦最高裁が公開した資料によると、テメル氏が副大統領候補として臨んだ2014年の大統領選に際し、JBS側から資金提供を受けたという。ブラジルでは大統領は就任前の容疑で捜査されないため、今回の疑惑が直接辞任や弾劾に結びつく可能性は低い。一方でテメル氏に対する国民の反発は大きく、構造改革を進める上で逆風となりそうだ。

 議会では連立離脱を巡る駆け引きが激しくなっている。連立与党の一角を担う少数政党の社会人民党(PPS)は18日に「テメル大統領の速やかな辞任を求める」として連立離脱を決めたが、19日にこれを撤回。「改革の推進を支援する」と表明した。

 テメル氏が推進する年金制度や労働法の改革法は現在議会で審議されているが、一連の汚職騒動を受け、中断を求める声が上がっている。各政党とも来年の議会選と大統領選を見据えて政治的な思惑で動いており、改革の進展は政局次第となりそうだ。

共有
保存
印刷
その他

電子版トップ

関連キーワードで検索

ブラジル政府テメル米国連邦最高裁判所JBS

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

北海道 22日 7:01
22日 7:00
東北 22日 7:01
22日 7:00
関東 22日 7:01
22日 7:01
東京 22日 7:00
22日 7:00
信越 22日 7:00
22日 7:00
東海 22日 22:19
22日 21:44
北陸 22日 7:01
22日 7:00
関西 22日 6:30
22日 6:00
中国 22日 6:00
22日 5:59
四国 22日 10:57
22日 6:00
九州
沖縄
22日 21:42
22日 21:40

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報