スイス国民投票、政府・経済界悩ます 食料の投機取引禁止など
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【ジュネーブ=原克彦】直接民主主義が浸透したスイスで、政府や経済界を悩ませる国民投票が相次いでいる。28日には食料の投機的な取引を禁止する提案や、外国人犯罪者の国外追放を強化する提案の是非を問う。可決されれば企業活動や国際法の順守を難しくする案件で、結果に国内外の注目が集まっている。
食料の投機的取引を禁止する提案は左派系政治団体などが投票に必要な署名を集めた。投機筋の売買で食料価格が乱高下し、...
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