2019年2月22日(金)

インドネシア・ジョコ大統領就任 外国依存脱却を強調

2014/10/20付
保存
共有
印刷
その他

【ジャカルタ=渡辺禎央】インドネシアで20日、ジョコ・ウィドド新大統領(53)が就任し、任期5年の新政権が発足した。就任演説で「政治や経済、文化的に自立したインドネシアを実現する」と述べ、外国依存からの脱却を強調した。また「海洋国家に返り咲かせる」と宣言、海洋資源を活用していく方針を示した。

ジョコ氏は選挙戦から、世界最大の島しょ国であるインドネシアを「海洋の中軸」と表現し、漁業や海上輸送インフラの整備に力を入れる方針を示していた。

さらに「世界最多のイスラム教徒が暮らす世界で3番目に大きい民主主義国、そして東南アジア最大の国として、積極的に全方位外交を続ける」と述べ、これまで未経験の外交に取り組む決意を強調した。インドネシアは東南アジア諸国連合(ASEAN)の人口と経済規模の約4割を占める。

就任式後のジャカルタの目抜き通りには、ジョコ氏を一目見ようと市民や会社員らが埋め尽くし、「ジョコウィ、ジョコウィ!」と愛称を連呼した。庶民派を自任するジョコ氏は群衆からわずか数メートルの距離を白いシャツ姿で馬車に乗ってパレード、笑顔で手を振った。目的地の大統領宮殿が近づくと、そそくさとネクタイを着け上着を羽織った。

大統領宮殿でジョコ氏は、地方や離島の一般市民らとテレビ対談を実施。夕方には中心部の広場で、支持者らによる祝賀イベントに参加するなど庶民派大統領の初日は前例のないイベントづくしだった。

ジョコ新大統領は20日、シンガポールのリー・シェンロン首相、マレーシアのナジブ首相、アボット豪首相、ケリー米国務長官らと相次ぎ会談、首脳外交デビューも果たした。また、7月の大統領選で負けたプラボウォ元陸軍戦略予備軍司令官も就任式に出席、国会ではプラボウォ陣営がなお過半数を保っているが、友好ムードを受けて株価も上昇した。市場は21日にも発表される閣僚名簿に注目している。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報