2018年1月16日(火)

韓国大統領府、高官を更迭 米の技術移転拒否で

2015/10/19付
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 【ソウル=峯岸博】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は19日、朱鉄基(チュ・チョルギ)外交安保首席秘書官を退任させ、後任に金奎顕(キム・ギュヒョン)国家安保室第1次長を充てる人事を決めた。青瓦台(大統領府)が発表した。韓国の戦闘機開発に必要な先端技術の移転を米国に拒まれた問題で責任をとらせる事実上の更迭だ。

 朱氏は政権発足時から朴氏の外交安保政策を補佐してきた。米国から技術提供を拒否された事実について朴氏への報告が遅れたことで責任を問う声が上がっていた。後任の金氏は朱氏と同じ外交官出身。第1次官のほか米国公使も務めた米国通で、大統領府が対米関係を考慮したようだ。国防省の白承周(ペク・スンジュ)次官も辞任する。

 韓国が独自開発中の国産戦闘機(KFX)は追跡・探知能力に優れたアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーなど4つの先端技術を米側から技術移転してもらう前提で開発を進めてきた。しかし米側は提供を拒否。計画の遅れが懸念されており、韓民求(ハン・ミング)国防相が朴氏の訪米に同行してカーター国防長官に再度要請したもののはね返された。

 19日は朴大統領派の与党セヌリ党議員の国土交通相と海洋水産相の2人の交代も発表された。来年4月の総選挙出馬への準備のためとみられる。

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